TOOL 07
売れるかどうかは、書きはじめる前の「どの市場で戦うか」で、かなりの部分が決まっています。
候補を並べて、Amazonで見えている数字だけで比べます。
1候補あたり5〜10分ほどかかります。ただしこれは本を1冊書く前の判断です。数十時間を投じる方向を決める作業なので、ここは手を抜かないほうが得です。
上位5冊の売れ筋ランキングから、それぞれの1日あたりの読まれ方(KENP相当)を推定し、その中央値を取っています。1位だけを見ないのは、1位が例外的に強い市場があるからです。
5位の推定需要 ÷ 1位の推定需要です。この比が小さい市場は、1位だけが取っていて2位以下が報われません。あなたが入るのは、たいてい3位以下です。
逆にこの比が大きい市場は、上位が横並びで「1つの本が勝ち切っていない」状態です。入る余地があります。
検索結果の件数です。ただし少なければいいわけではありません。件数が極端に少ない場合、競合がいないのではなく誰もその言葉で探していない可能性があります。だから需要と必ずセットで見ます。
上位10冊のうち個人出版が何冊あるかです。これがいちばん実用的な指標かもしれません。
大手出版社の本だけが並ぶ棚は、広告費・営業・書店との関係で上位が決まっています。個人が同じ土俵で勝つのは困難です。逆に個人出版が半分を占める棚は、中身と見せ方だけで順位が決まっているということです。そこはあなたにも順番が回ってきます。
| 軸 | 良い | ふつう | 厳しい |
|---|---|---|---|
| 需要(推定日KENP中央値) | 100以上 | 30〜100 | 30未満 |
| 厚み(5位÷1位) | 0.30以上 | 0.10〜0.30 | 0.10未満 |
| 競合(検索結果件数) | 1,000未満 | 1,000〜10,000 | 10,000超 |
| 個人の勝率(上位10冊中) | 5冊以上 | 3〜4冊 | 2冊以下 |
使っている式はこれです。
| log₁₀(1日のKENP) = 6.591 − 1.009 × log₁₀(売れ筋ランキング) |
私の投資ジャンルの本12冊について、売れ筋ランキングを毎日記録し、KDPの実績レポートと突き合わせて求めたものです(決定係数 R² = 0.86)。
いま分かっている弱点を、そのまま書きます。
データが増えたら式を更新し、ここに書き直します。更新のたびに、外れ幅も公開します。