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Tool 03
そのタイトルは、読者が実際に打ち込む言葉で始まっていますか。
英語版を5冊出して3日で4冊を改題した経験から、判定の基準を道具にしました。
凝った採点はしません。実際に効いた5点だけを見ます。
いちばん基本的で、いちばん抜けます。読者が打つ言葉が1つも入っていないタイトルは、検索から永久に発見されません。
初期設定に入れてある『損切りの重力』は、私が実際に出した本の旧題です。「損切り」は検索語として成立していますが、問題は残り半分を「重力」という造語が占めていたことでした。「重力」で本を探す人はいません。
タイトルの枠は限られています。その半分を、誰も検索しない言葉に使っていたわけです。改題では、そこを「億り人」という実際に検索される語に置き換えて『億り人の損切り』にしました。検索語が1つから2つになり、同じ長さのまま入口が倍になっています。
入っていればいい、ではありません。先頭に近いほど効きます。理由は2つあります。
いまや大半の読者はスマホで探します。スマホの検索結果では、全角30字前後で省略されると考えてください。
対策は単純で、メインタイトルを短くして、説明はサブタイトルに回すことです。KDPはメインとサブを別の欄で登録できます。
数字は検索されやすく、目にも留まりやすい。「5つの法則」「26の指標」「10年で全検証」のように、具体的な数量が入ると強くなります。
「本質」「すべて」「極意」「真実」「最強」――こういう言葉は、誰も検索窓に打ちません。タイトルを立派に見せますが、発見される役には立ちません。
抽象語を使うなら、具体的な検索語とセットで使ってください。抽象語だけで構成されたタイトルは、内容が良くても見つけてもらえません。
| 旧題 | 新題 | 変えた理由 |
|---|---|---|
| 損切りの重力 | 億り人の損切り | 造語をやめ、検索語を2つ入れた |
| The Man Who Never Explained | Takashi Kotegawa (B.N.F.) | 読者が打つのは人名 |
| Five Students, Four Failures | CIS: Japan's Greatest Day Trader | 通り名を先頭に |
| Twenty-Six Indicators, Nine Survivors | 26 Technical Indicators, Tested on 10 Years… | 綴った数字を数字に |
詳しい経緯は英語版を5冊出して分かったことに書きました。