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タイトル検索性チェッカー

そのタイトルは、読者が実際に打ち込む言葉で始まっていますか。
英語版を5冊出して3日で4冊を改題した経験から、判定の基準を道具にしました。

表示される文字数は目安です。 Amazonの検索結果は端末や画面幅で変わります。ただし「先頭が最も確実に見える」ことだけは、どの画面でも変わりません。

判定に使っている5つの基準

凝った採点はしません。実際に効いた5点だけを見ます。

1. 想定検索語が、タイトルに入っているか

いちばん基本的で、いちばん抜けます。読者が打つ言葉が1つも入っていないタイトルは、検索から永久に発見されません。

初期設定に入れてある『損切りの重力』は、私が実際に出した本の旧題です。「損切り」は検索語として成立していますが、問題は残り半分を「重力」という造語が占めていたことでした。「重力」で本を探す人はいません。

タイトルの枠は限られています。その半分を、誰も検索しない言葉に使っていたわけです。改題では、そこを「億り人」という実際に検索される語に置き換えて『億り人の損切り』にしました。検索語が1つから2つになり、同じ長さのまま入口が倍になっています。

2. 検索語が、先頭のほうにあるか

入っていればいい、ではありません。先頭に近いほど効きます。理由は2つあります。

3. スマホで切れずに読めるか

いまや大半の読者はスマホで探します。スマホの検索結果では、全角30字前後で省略されると考えてください。

対策は単純で、メインタイトルを短くして、説明はサブタイトルに回すことです。KDPはメインとサブを別の欄で登録できます。

4. 数字が入っているか

数字は検索されやすく、目にも留まりやすい。「5つの法則」「26の指標」「10年で全検証」のように、具体的な数量が入ると強くなります。

そして数字は、必ず数字で書いてください。 英語版で Twenty-Six Indicators という題を付けて失敗しました。 読者はキーボードで「26」と打ちます。綴った数字は検索に掛かりません。 日本語でも同じで、「五つの」より「5つの」のほうが拾われます。

5. 抽象語だけになっていないか

「本質」「すべて」「極意」「真実」「最強」――こういう言葉は、誰も検索窓に打ちません。タイトルを立派に見せますが、発見される役には立ちません。

抽象語を使うなら、具体的な検索語とセットで使ってください。抽象語だけで構成されたタイトルは、内容が良くても見つけてもらえません。

実際に改題した例

旧題新題変えた理由
損切りの重力億り人の損切り造語をやめ、検索語を2つ入れた
The Man Who Never ExplainedTakashi Kotegawa (B.N.F.)読者が打つのは人名
Five Students, Four FailuresCIS: Japan's Greatest Day Trader通り名を先頭に
Twenty-Six Indicators, Nine Survivors26 Technical Indicators, Tested on 10 Years…綴った数字を数字に

詳しい経緯は英語版を5冊出して分かったことに書きました。

ひとつ、正直に書いておきます。 この道具は「検索される回数」を予測しません。それを知る手段が個人にはないからです。 できるのは、明らかに発見されない形になっていないかを潰すことだけです。 検索語そのものが良いかどうかは、Amazonの検索窓に実際に打ち込んで、 候補として出てくるか(サジェスト)を自分の目で確かめてください。